Chocolaté romi-unie開店!

10月20日、鎌倉にChocolaté romi-unie(ショコラテ ロミ・ユニ)というチョコ屋を開きました。カジュアルで気取らないけど、おいしいチョコレートを作っています。

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チョコ屋さんを開くのは、実はジャム屋さんを開く前からのひそかな夢でした。なぜチョコ屋さんに心惹かれ続けたのかは自分でもわかりませんが、理由のひとつは、チョコレートを作る作業が、とても楽しかったからです。きっかけは、パリのLa Vieille Franceというパティスリーでスタージュをしたとき。何日もオランジェットをずっと作る作業が続いていた時に、この仕事、好き!という気持ちが心の底から湧いてきた感覚が忘れられないでいるのです。その頃は、すでにパティシエではない違うお菓子に関する仕事を模索してる時でしたので、チョコ作りは好きなんだ・・・という自分の気持ちにちょっと驚いたりもしたのです。

ジャム屋さんを開く前から、何度かチョコレートのイベントをおこなっていました。そのたびに、チョコレートのテンパリングや扱いに苦労しながらも、とても楽しくて、淡々とした作業も、ずっと続けていられそうな気がしました。ジャム屋をオープンしてからすぐ、ヴァレンタインの季節を前にして、「そうだ!このお店で1日チョコレート屋さんをやろう!」と思いつきました。それが、今では毎年恒例になったJour du Chocolat。2004年から初めて、今年で14回開催しました。14年間、毎年どんどんお客様も増えてきて、作る種類も増えるようになってきました。1年に1回ですが、そのたびに私と、スタッフのいずみちゃんが中心になってチョコレートを作ってきたので、それなりに私達のチョコレートの技術も上達してきたのもうれしいことでした。

チョコレートは、テンパリングをはじめとして、ガナッシュの乳化やボンボン・ショコラのカットや「トランペ」という周りにチョコがけする作業など、大変な技術がたくさんあります。毎年毎年イベントでチョコ作りの腕も鍛えられ、エコール・ヴァローナのプロ向けのチョコレートの講座にも通ったりして、少しずつ勉強も積み重ねてきました。イベントをスタートした15年程前からすると、ずいぶん上達したな、と自分でも思えるほどです。毎年行うチョコ祭りでのお気に入りのボンボン・ショコラやチョコのお菓子も何種類も出来上がりました。自分なりのチョコ屋さんに対しての考え方も固まってきて、そろそろお店もできそうだな、という自信もちょっと湧いてきたのです。そして、チョコ屋さんを開くのであれば、寒くなる秋と冬だけ開店したいと思いました。春・夏はお菓子教室を。できたらromi-unieの事務所もそこに一緒に作りたいなぁ・・・なんて考えを巡らせている時に、鎌倉の住宅街の中だけど面白い物件を見つけてしまい、そこから一気に教室やチョコ屋の準備にとりかかり、頭の中で思い描いていたチョコ屋さんが、とうとう現実のものとなりました。

ただシンプルに日常的にチョコレートを食べることも、もちろん大好きです。チョコレートを一口食べた時の心がホロッと緩む感じは、本当に魔法の食べ物だなぁと思います。チョコ屋さんでせっかく買うのであれば、ちょっとかわいくておいしいチョコのお菓子がいいな、と思っていました。すごく敷居の高いショコラティエ!という感じでなくて、気軽に楽しくお買いものが出来て、でも香りがよくてなめらかな、おいしいチョコレートのお菓子が買えるところにしたいと思っています。お買いものをして頂く理由やシチュエーションはたくさんあることと思いますが、でもまずは自分用。そして気に入ったものを手土産にしたり、プレゼントにしたり・・・ということをイメージしながら、チョコ屋さんの準備を少しずつしてきました。

今までイベントでは丸い形で作っていたジャムやキャラメルクリーム入りのものを、せっかくなので特別なRomi-Unie Confitureのオリジナルのジャム瓶の形のチョコレートを作って、そこに詰めよう!というアイデアがわきました。オリジナルの型を制作してもらって、特別感いっぱいのチョコレートができました。他にもお酒を入れたトリュフを1種類作っていますが、お酒選びにたくさんのお酒をテイスティングしたり。最終的には、アルザスのプラム・クウェッチの熟成ブランデーを使うことに。フルーティーで芳醇です。

ボンボン・ショコラは、イベントで作ってきたお気に入りのものを厳選して、6種類に絞りました。ひとつから買えます。また、かわいい箱もオリジナルのものを作りました。手作りの作りたてのおいしさを味わってもらいたいので、賞味期限は短めです。眺めて置いておかないで、早めにお召し上がりくださいね!

チョコを使った焼菓子も、今まで作ったものをさらに改良したりして、6種類程。新しいのは、イギリスのお菓子のジャファ・ケーキ。私がいつもお土産にするお菓子ですが、なかなか食べられないので、手作りで作ってみました。スポンジにオレンジのパート・ド・フリュイとビターなチョコの組み合わせ。お気に入りです。今さら?と言われそうですが、チョコづくしのマカロンも作りました。おいしいですよ!

あとはおやつに気軽に食べられるromi-unieでも定番だったオランジェット。そして変化球のレモンピール×ミルクチョコのシトロネット。チョコボール系もありますが、どれもひと味違うチョコのお菓子です。シンプルなチョコレートの粒もほしいと思ったので、ボンボン・ショコラみたいに、Romi-Unie Confitureのジャムびんの形の小さなチョコも作りました。

お店がすごくわかりずらい場所にありますので、ショコラテのオンラインショップも同時にスタートすることに。romi-unieのWebshopでも、オランジェットやシトロネットなど、一部のチョコはジャムや焼菓子と一緒に、おうちでお買い求め頂けます。とはいえ、せっかくお店に来て頂いた方にも楽しんで頂けるようなお店にしたいと思っています。鎌倉の観光がてら、ワクワク宝探し気分で、地図を片手にお店までたどり着いて頂けたらうれしいです。

お店はまだまだオープンしたばかり。これから少しずつ日々進化をしながらよいお店にしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。<Romi>